- 福森
EDWARDS "E-K-GA/TM" DIR EN GREY 薫モデル リフィニッシュ
今日は”エドワーズ E-K-GA/TM DIR EN GREY薫モデル”の色塗り替えをご紹介します。 塗り替えるカラーはピンクラメ!ヘッドトップもボディと同色に塗り替えます。
Elevenでは初のラメ塗装でしたが個人的には何度か経験があるので問題なく施工できました♪
施工前↓



独特なボディ形状にソリッドカラーのブルーにブラックバースト。ブルーの発色が鮮やかで大きな傷もなく綺麗な状態でした!
ネックバックには本家と同じくカスタムペイントが施されており、量産品ですが実に手の込んだモデルでした。
では作業に取り掛かります! 今回は元塗装剥がし無しのご要望なのですがラメ塗装は塗膜の中にラメを埋め込む為、塗膜が通常のカラーよりも分厚くなるので、カッタウェイ部の彫刻が塗料で埋まってしまいます。 なので彫刻が施されている部分の塗装は剥がして塗装に入ります。 施工途中↓

デザインナイフやサンドペーパーを使い、造形が歪にならないように慎重に元塗装を取り除きます!
元塗装部分剥がし完了↓

こちらは左側↓

ヘッドトップもボディカラーと同じ色に塗り替えるので元塗装を剥がします! 塗装が分厚くなりヘッドの厚みが増えると、ペグポストが露出する長さが短くなり弦を巻く際にトラブルなる可能性が高いので彫刻部だけではなくヘッドトップ全体を剥がして厚みを調整しました。
ヘッドトップ元塗装剥がし↓

そしてボディ全体をサンドペーパー#400〜#800まで研磨し、ラメの下地のシルバーメタリックを塗装します!
ラメ塗装はアルミの薄い板を塗装物に満遍なく並べ受けた光を反射してキラキラして見えるものですが、このラメを並べた時ラメとラメとの間に隙間が出来てしまいます。
出来るだけ隙間が出来ないように量産品よりはラメを多めに吹き付けますが、ラメを吹き付けすぎると塗膜がどんどん厚くなるのでシルバーを塗装する事によってラメとラメとの隙間部を違和感なく埋めてくれます!
研磨完了↓

シルバーメタリック塗装完了↓

ではいよいよラメを吹き付けて行きます!
ラメと一口に言っても大きさ、色、形状が色々ありますが、
今回使用するのはご本人使用個体の画像を見てみた時一番似ていた1mm四角形のラメを使用します!
満遍なく均一に、そして上記に記載しように出来るだけ隙間がないように吹き付けます!
ラメ吹き付け完了↓

ラメを吹き付けた後は、ラメが表面に張り付いている状態なので塗面ザラザラになっているのでクリヤー塗料で埋めて行きます。
クリヤーを塗っては研磨を繰り返して、クリヤーを塗りすぎと、研磨した時ラメに傷が入らないように丁寧に作業します。
そしてラメがクリヤーで埋まったらカラーを塗装し、クリヤーをオーバーコートして塗装は完了。カラーはご本人様使用の画像を元に調色しました。
最後に磨き上げをしてパーツを組み込んで完成です!
リフィニッシュ完了↓



カッタウェイ部彫刻の造形を崩す事なく綺麗に仕上がりました!
ラメの密度も量産品より高く、そして最小限の塗膜で仕上げております♫
ラメ塗装でリフィニッシュを検討されている方は是非とも近江八幡のElevenGuitarsへお気軽にご相談ください! リペア・カスタマイズは全国から受け付けております!
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