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Fender ST 22フレット化

May 13, 2018



Fender  VシリアルのUSAなST。
北海道のお客様からのご依頼です。

 

 
アノダイズド大好きな僕、大好物です。
 


 

 
21Fワンピースネックにプラスワンフレット。
22F化を行い、音階の限界を突破します。


以前に行った施工と手順は全く同じです。
詳しくは
こちら
 


今回も22F化と合わせフレット交換を行います。
リフレットは行わなくても施工可能ですが、同時施工でお得かつより高精度な仕上がりが期待できます。
 

 


リフレットに伴い指板のレベリングを行いました。
ペーパーの当たる部分、当たらない部分がかなりはっきりと確認できます。

ワンピースネックの宿命、ネックの捻れが強く出た個体でした。
ネックアイロンを使用する程でもありませんが、トラスロッドの操作をシビアに行い、ペーパー研磨で捻れを矯正。
崩れたストレート・指板Rを整えます。


 

 

追加する指板を用意。
できる限り杢目・木肌の色が似ているメイプルを用意し、21フレット〜22フレットを切り出し。
23フレットはマーキング程度、エンド位置の目安にします。


 


間隔を測定。
あたり前ですが、ズレると大変な事になるのでしっかり測定。
 

 
サクッと21フレット以降を掘削し除去しました。



 

 

接着後。


 

 

整形。


 

 
整形…



 

 

 

 

かなり飛びますが整形→フレット打ち込み→塗装を行いました。
追加した指板の馴染みも良さそうです。



 

 
ネックを外さなくともピックガード脱着が可能な様、アノダイズドピックガードをつば出し部に合わせ切り欠きます


 

 

 

 
重厚感のある見た目ですがなんのことは無いアルミなので、サクサク加工可能。
アルミの地肌が出ますが見えないので良しとしましょう。


 

 

第4世代のノイズレスへの交換(Fender Gen 4 Noiseless Stratocaster Pickup)も併せて施工依頼をいただいておりましたが、誤算。
ピックアップ交換は後回しに考えていましたが、このピックアップ、ハムキャンセル用のダミーコイルの分、かなり背が高い仕様になっており、ピックアップキャビティをかなり深く彫り込む必要がありました。

ここまで極端な掘削が必要とは考えておらず、無知を反省。
すぐにオーナー様に報告の上、追加加工を行う方向で施工を進めました。


 

 

 

1cmくらい彫り込んでいます。
シンクロナイズドトレモロを使用した個体としてはハラハラする数値の掘削ですが、問題なく施工完了。


 

 
オーナー様指定の弦を張り、セットアップ完了。
22フレット、周辺との色味の馴染みも納得のいくレベルに仕上がり、ピッチも正常。
何よりも捻れの矯正、フレットの交換を行ったことで演奏性が格段に向上しました!


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