- 福森
PRS SC250 リフィニッシュ
昨日、旧工房に残っていた荷物をようやくほぼ全て運び終わりました!.....そうなんです!まだ終わってなかったんです!そして完全にはまだ終わってないんです!
スタジオ業務とリペア、製作業務に追われ使用頻度の高い工具以外は後回しになってしまったと言い訳をしておきます!
さてご紹介するのはPRS SC250のトップ面リフィニッシュ。
ご依頼内容はシースルーブルー→PRSオリジナルカラーのFaded Whale Blueへ!
木地着色を施した後サンドペーパーで木地を削り、独特な濃淡を付けるカラーです。
施工前がこちら↓

Gibsonのレスポールに似ていますが、スプーンカットやコンターがあり、プレイアビリティ向上を意識したモダンな作りになってます。
では作業に入ります!
パーツ取り外し→トップ面の元塗装剥がし→木地研磨→木地着色(木地に直接染料を塗布し色をつける着色方法)→濃淡を付けるため再度研磨
スプーンカット部はTOP面とサイド面が繋がっている部分なので、Faded Whale Blueのような研磨にてカラーを仕上げる場合はこの段階で一緒に剥がしてTOP面の着色が完了したあと塗り直します。
元塗装剥がし完了したのがこちら↓

元カラーの青色が残っていますが、塗り替えるカラーも青色なので問題ありません。
「このまま塗装に入ればいいのでは?」と思われるかも知れませんが、ご指定頂いたFaded Whale Blueの色味が元カラーの木地着色より少しダークトーンなのと、元塗装の厚みが部分的に差があり削り落とした際、木地に残っている青色にムラがでるので、木地着色を施し直して再度研磨をして濃淡を付けます。
木地着職を施したのがこちら.....と写真をお見せしたいのですが、写真を撮り忘れるという痛恨のミス!
なので木地着色を施し、研磨をして濃淡をつけて下地塗装が完了したのがこちら↓


アーチトップはカラー塗料の染み込み方が場所によって違うので研磨に苦労しましたが、2枚目の元塗装剥がし完了写真と比べ、ほぼ均一な濃淡に仕上がりました!
そしてすでに下地塗装には入っていますが、塗装に入ります!
下地→中塗り→上塗りの手順で進めて行きます。
下地→中塗りが完了した所で、スプーンカット部の補色をします。
スプーンカットのTOP材部とTOP面をマスキング(養生)してブラックを塗装しマスキングを剥がしクリヤーをオーバーコートします。


見切れも良く元通りになりました♪
塗装が完了したので次は磨き上げ。水研ぎ(耐水サンドペーパー#1000~#1500)→バフが完了したのがこちら↓

最後に組み込み&セットアップ!

ランプシェードノブが良くマッチする透明感のある美しい仕上がりになりました♪
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