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Epiphone Riviera ブルーラベル フレット交換

October 4, 2016

 70年代日本製(マツモク)リビエラ。
USA エピフォンのオリジナルはミニハムバッカーですが、こちらはフルサイズハム。
ブルーラベルリビエラ、チェリーレッドはたまに目にしますが、ナチュラルブラウンは珍しいんじゃないでしょうか。

30年以上ノーメンテで使用してきたが、いろいろ違和感が出てきたとの事でご来店頂きました。
検品の結果、フレットの磨耗・リアピックアップ出力不良・電子パーツガリ多数と"ザ・劣化"のフルコンボの様な状態。
お客様と協議の上、これらの不良を一掃する作業を行う方針に決定しました。



 

 
純正時から一度も交換されていないであろうフレット。
さすがに40年前の工法はエッジの処理等に古さを感じます。


 

 

純正はワイドトラベルっぽいブリッジが採用されていました。
裏面に"AZUSA made in Japan"との表記がありましたが、聞いた事が無いメーカー。
思いの外しっかりした作りで剛性も高そうですが、一部パーツを紛失している事に加え、サビが発生し機構不良が見られます。



 

 

サンプルパーツ(GE103B-T)と互換性がありスケールポイントもサドル可動域内で納まる事がわかりました。
純正品は出てきませんので、オリジナルUSAリビエラと同外観のナッシュビルタイプを注文し、交換する事に。


 

 

 


この辺りの金属パーツは機構不良はありませんが、白サビが気になるところ。
可能な限りクリーニングします。



 

 

ボディの内部クリーニングを行うと、ホコリがたんまり。ホロウボディの個体内部にはどうしても堆積してしまいます。
ケースの起毛クッションが主である事が多いですが、部屋の隅に溜まったホコリとほぼ変わりません。


このギターからはホコリの他、結構なサイズのキーホルダーとピックが1枚出てきました。
共振音の発生原因になるので入ってしまうとマズいのですが、取り出すとなると中々難しいもの。
カラカラ音がしたらご相談ください。


 

 

キーホルダー救出に少し手惑いましたが、リフレット作業に入ります。
フレットを抜き取り、指板面の平面・指板Rの矯正作業を行いました。

所々Rが怪しい箇所があり純正値が曖昧ですが、概ね12〜14inで設定されている様。
新しく搭載するブリッジの上面Rが12inですので、ブリッジに合わせ指板Rを矯正します。



 

 


指板Rを整え終わりました。

先に指板面にオイルを浸透させ、フレット打ち込みへ。


 

 
フレット溝にもメーカー・個体別の癖が出ます。
溝形成に使用した工具や打ち込んだフレットの種類・打ち込み方、指板の質、果てはバインディングの材質・接着剤の種類等。

その癖や交換に使用するフレットの種類により打ち込み方を変えますが、ベストな打ち込み方は経験に照らし合わせて選択します。
先の作業でオイルを浸透させると言いましたが、これも今回の個体に合わせ選択したベストな打ち込み方へのアプローチの一つ。
オイル浸透後の溝に打ち込むのがベストな場合も有れば、そうでない場合もあります。


 

 
すべてのフレットを打ち終えました。

この後軽く擦り合わせを行い、フレットを磨きあげます。



おつぎはナット。
 

 

スロット付近の塗装欠けがありましたのでラッカーで軽くタッチアップ。
サービスでの着色なので当然跡は残りますが、遠目から破損部が目立た無い位にはなります。



 

 

スロットぴったりにナットを形成後、お客様指定ゲージに合わせた捨て弦を張り、ナット溝を掘ります。

牛骨無漂白ナットを使用。


 

 

 

金属パーツもネジ一本に至るまで磨き上げ、輝きを取り戻しました。

 

 



 

 

ほぼ全てを交換してしまう配線作業は担当の岩崎に投げますので、一旦お別れ。
配線OH終了次第、最終セットアップ+ピックガード取り付けを行い納品の流れです。

今しばらくお待ちください!

 

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