top of page
タグから検索

ストラトタイプ ボディ 塗装


岡山県のお客様からのご依頼。 未塗装状態で入手した、ローステッド(サーモ)アルダーを使用し製作されたボディに着色を行って欲しいとのこと。 ワーモスなんかが未塗装ボディ・ネックのサプライヤーとして有名ですが、こちらは別メーカー…? 届いたボディを見てみると、ロースト加減が程よくこんがりと。 楽器用材として利用する場合、コレぐらいが丁度良いんじゃないかと思います。 国産メーカーにありがちな、木肌が深く濃い色味に変化する様なロースト(サーモ処理)は過熱による強度低下に不安を感じます。 ご依頼いただいたカラーはアメリカの車メーカー、フォードの1950年代純正色"Dusk Rose" フェンダー純正色のシェルピンクよりも少しトーンを落とした様な、渋目のソリッドピンクカラーです。 現時点ではもう着色段階ですが、今回のブログでは下地塗装までをご紹介します。

画像で見ると余計に感じますが、シミや打痕も無く一見してきれいなボディ材。 すぐにでも塗装に入れそうな佇まいですが、実は仕上げの研磨が荒く、塗装を美しく仕上げるためには研磨を一から見直す必要がありました。

お分かりいただけるでしょうか…?木目とは別に直線状の線が無数に入っています。 これが研磨傷。 機械加工の切削傷を消すための研磨により付いた傷ですが、より美しい仕上がりの為にはこの傷も消し取る必要があります。 低価格帯のモデルや、有名海外製品はこの研磨傷が残ったまま製品として流通している場合が多くありますが、やはり美しいとは言えません。 木目の透過するナチュラル系フィニッシュでは勿論ですが、今回の様なソリッド(塗りつぶし)塗装に関してもこれらの傷を丁寧に除去しないと、塗装完成後(納品後)に傷跡が浮き出る可能性があります。