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Fender Japan ST センターズレ修正 ノイズ対策処理

September 11, 2016

 

以前フレット交換(リフレット)でお預かりしたジャパンフェンダー。

交換作業時の検品で、センターズレを確認し、修正をお勧めさせていただいておりましたが、やはり気になるとの事で再びお預かり。

 



 
 

 

6弦側に極端に寄った弦。
6弦6F以降の弦落ちが酷く、安定した演奏がし易いとは言えません。

70'sストラトを踏襲したラージヘッド3点留めネックですが、ジョイントポケットがルーズに仕上げられており、負荷により動いてしまう状態です。
 

 

 動いたネック悪さをしたのだと思いますが、ジョイント部には深いクラックが入ってしまっています。

ジョイントポケットを一旦埋めた後、ネックぴったりの寸法で掘り直す方法が確実ですが、コストがかかりすぎる事もありお客様との相談の上回避。

3点留めジョイントを4点留めに変更すると共に、ブリッジ位置を見直しこれらの問題を改善しました。


 


3点留めと4点留めのビス穴は共有箇所が無い(穴位置が合わない)ので同種材の木栓を作り、穴埋め→開け直し。
ジョイントビス穴径・精度共に、ネック固定の為の重要な要素です。


 

 

4点留め化。

外観を成立させようとするとティルトアジャスト調整口が若干露出しますが、タッチアップ(簡易塗装)でなんとなく隠蔽しました。


 

 

ブリッジも同じく。

埋め→センター測定→取り付けビス穴開け直し。

 

 

 

 



弦切れが頻発するというご相談も受けましたので、こちらの問題も軽減する施工を。


 

 

ブリッジプレート上、弦との接点を面取りし、チューニング時・演奏時の弦に掛かるストレスをなるべく排除します。

 

 

地金まで弦による傷がついてしまっているサドルは交換してしまいます。
上と同じく面取り加工が出来なくは無いですが、そこまで高額なパーツでも無いので交換してしまっても工賃は同じくらい。

 

 

最近よく聞く「Raw Vintage」
ビンテージサドルと同じメッキ工程を再現することにより〜的な謳い文句でした。

こういう製品は慎重に選びたい派ですが、結果的にお客様の演奏スタイルにマッチする鳴り方に変化し、効果はあると言えるかもしれません。
新品時での比較が出来ず確かめようがないのが「ビンテージ」なのでなんとも言い難いですが、今後使っていきたい好きなパーツです。


 

 


プレスタイプはよろしいなぁ…


 

 
弦を張り、セットアップ。
センターズレが解消されました。




時系列がめちゃくちゃですが、合間に行っていたノイズ対策処置もご紹介↓


 

 
元々はアルミテープがキャビティ内に貼られている状態でした。
何となくシールディングされているみたいに見えますが、電気的にどこにも接点していません。
言い方は悪いですが、これではただテープが貼ってあるだけです。



 

 
アルミテープは汚いので、導電塗料で同じ効果を狙います。


 

 

ピックガードビスを利用しコントロールアッセンブリーに2箇所で接点させます。
キャビティ内にラグを打つ方法もありますが、木部加工を最小に抑えたいので、僕はこの方法を取る場合が多い気がします。



別ギターですが、ノイズ対策処置前・後をムービー撮影してみました↓


 

 

カメラ位置固定(ちょっとズレていますが)、アンプ設定、マイク感度の変更はもちろんなし。
クーラーの駆動音が入り込んでいますが、"ジー"というノイズが少なくなったことがお分かり頂けると思います。

ご利用いただき誠にありがとうございます!
ご満足頂ければ幸いです。


 

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