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Fender ST スキャロップ加工

August 23, 2016

 
太めのバーストが渋い、メヒコフェンダー。

タイトル通り、スキャロップ加工を行います。

 

 

今回は12F〜21Fまでの部分的な加工。
高音弦を中心としたハーフスキャロップです。


 

 


ギター・ベースにおける作業全般に言える事ですが、ほとんどの作業に専用工具が無いか、あっても使いにくい。


完成品のスキャロップ加工なんてその最たるもので、技術者全員が試行錯誤しながら独自のやり方を見つけ、形に落とし込んでいます。
ノミでほぼ完成まで加工する人、ワイルドにルーティングする人などなど…。

電動工具LOVEな僕は、不要部を大まかに小型グラインダーで落とし、ペーパーで成形する派です。
不正解は数あれど、正解なんて存在しません。


 

 

 
恐ろしく展開が早くて申し訳ないですが、整形を終えました。
純正と同じくつや消しでの塗装を行いますが、純正塗装の傷感(?)を再現すべく、指板上に細かな横傷を付けています。

加工部の12F〜21Fを中心とした指板上のみの部分的な塗装を行いましたが、純正塗装に対し綺麗に吹き過ぎ逆に違和感が出てしまいました。
あまり好ましい作業ではありませんが、雰囲気を合わせ、後加工感を少しでも消す仕上げを行います。
 

 
塗装を終えましたら、フレット磨き&弦を張りセットアップ。

指板を部分的に大きく削り込む事による強度低下で発生を懸念していた反り・ねじれも皆無。
場合によっては行うとしていたフレットのすり合わせの必要もありませんでした。




 

 

速弾きギタリスト御用達の様に語られる"スキャロップ加工"ですが、最大のメリットは押弦時、指板に指(指の腹)が当たらない事にあります。

チョーキング時やビブラートで指板の抵抗を感じない事により、左手での多彩な表現が可能に。
要は、”おもいっきりフレットが高い"状態です。
完全に浮いたフレットを持つシタールなんかもこの作用を最大限利用した楽器ですね。


ご依頼いただき誠にありがとうございます!
ご満足頂ければ幸いです。

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