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Schecter リフィニッシュ

August 22, 2016

 

 

シェクター。
中古で購入したはいいが打痕が多く気になるとリフィニッシュのご依頼。

少しボディを研磨した上で写真を撮っていますので純粋な元の状態ではありませんが、所々何だか水色のムラが…
当店にご依頼いただく前に、別の工房に出したとの事ですが、ムラになるから着色できないと返されたそうです。

お客様とのお電話でのやり取り時点では「木材からヤニでも出てきたのかなー」と少し不安でしたが、やってきたボディの状態を見て安心しました。
単純にリフィニッシュに必要な作業の一つ一つで荒い仕事がなされており、木地着色で使用されたステインの染み込みがまだらになっている様です。

使われたステインは恐らく水性顔料系。
透明感が失われるので、あえて狙って使う場合を除き染料を使用するのが一般的です。


着色具合はともかく、幸いにも木部の狂いはそれほど有りませんので修正が可能と判断させていただきました、
なによりも、使用されている木材のグレードは最上級、量産品ではなかなかお目にかかれるものではありません。

美観の回復作業を中心に、リフィニッシュを進めます!



 

 

 
ひたすらに研磨、傷取り作業。


水性ステインの溶剤はもちろん"水"、木は水を吸って生きているので、水性塗料は油性塗料に比べ木材に深く浸透します。
今回も染み込みが深く完全除去は難しいのですが、カラーリングに影響の出ないレベルにまで除去する事ができました。



 

 
バック面も同じく。


ここで少しでも木地の磨きが甘い(傷が取りきれていない)と、最初の画像の様なムラや、木地についている傷が塗料により浮き出てしまいます。

 

 ボディトップに貼られたキルトメイプルにのみ、油性染料で木地着色。
バック材(アルダー)には予め塗装を施し、染料の染み込まない様シーリングしています。

 TOP面全体にムラなく着色を行い…

 

 

もう一度研磨。

木目にのみ染料を染み込ませた状態を作り出します。

 

 
上の作業を、狙った濃さになるまで何度か繰り返したのち、
ウレタンでオーバーコート。
木目が引き立ったと感じていただけるかと思います。

お客様に確認していただいた塗りあがりイメージのカラーサンプルと比較すると、まだまだ薄い着色ですが、ここまでは"木目"にのみ焦点をあてた施工を行ってきました。

 

 
同じく油性染料でカラーリングを行いました、今度はボディ全体に同じ濃さで色が乗る様に着色。
染料が抜けきらないフロイドローズリセス部は黒く潰す予定です。

前行程で予め着色していた部分は濃く発色し、今回の着色で初めて色が乗った部分は薄く発色する事により、杢がより立体的に強調されます。

 

 

バック面も同じく。


ボディの塗り上げはほぼ終了し、現在はネックに取り掛かっています。
ネックはネックで別のご依頼を受けておりますので、またご紹介できればなと…!
 

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