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Gibson CHET ATKINS Country Gentleman リフィニッシュ


チェット・アトキンスのシグネチャーギターといえば、グレッチとばかり思っていましたが、ギブソンからも出ている事を初めて知りました! お電話にてご依頼いただいた際、うちの秋元が対応したのですが「ギブソンのカントリー・ジェントルマンのリフィニッシュを…」という内容を同社アコースティックギターの"カントリー・ウエスタン"と混同し、お預かりするまでアコースティックギターのリフィニッシュとばかり思っていました…(笑) いい機会だと思い調べたところ、アトキンス自身当初はグレッチと契約していたのですが、グレッチの経営不振により契約解除、その後ギブソンがアトキンスと契約を結び同名で製造していたモデルとの事。 確かにグレッチ6120と見紛う程造形が似ています。 まず同名での販売が許される事に驚くのですが、コントロールレイアウトや指板ポジションマークまで似せてきたギブソンにたくましさすら感じます。 ご依頼内容はリフィニッシュ、フレット交換、ピックガード・エルボーレスト交換、ハードパーツ全交換などなど。 もちろん現行にはないモデル(アトキンス没後、CountryGentlemanの商標はグレッチに戻っています)、中古でのご購入ですが、新品の状態に戻してほしいとのご依頼をお受けしました。 作業内容が多岐に及びますので、数回に分けてご紹介させていただこうかなと思います! 今回はリフィニッシュ作業の途中までを。

ネックの塗装を大まかにスクレイパーで削り取っています、元塗装が薄めのラッカーでしたので、この作業でトップ〜下地層まで楽に達します。 木部が露出したら、ペーパーで研磨。 グリップシェイプが変わる事のないよう慎重な作業が求められますが、ちまちまやっても終わりが見えないので、ある程度大胆に作業を行います。

ボディも同じく、元塗装を削り取る工程を中心に進めます。 トップ・サイド・バックにカーリーメイプルが使用されていますが、当然合板です。 削り込みの量を少しでも見誤ると、積層部が露出してしまい取り返しがつかない事になるので手に汗握る作業ですが、"塗装のみ"を除去する感覚を知っていれば何の事はありません。

丸一日かかり、完全に元塗装を剥がし終えました。 もちろん純正と同じくオールラッカーで塗り上げますので、木地研磨に細心の注意を払います。 ※ヘッドバックシリアルがありませんが画像編集で消しました。決して削り取っていませんのでご安心を…!