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Orville by Gibson J-200 電池ボックス取り付け


90年代に国内有名メーカー(フジゲン 寺田)で生産されていたギブソンライセンスメーカー、オービル。 現行の廉価ブランド、エピフォンとギブソンの中間に位置するミドルクラスメーカーでしたが、価格を超えた精巧な作りにより、日本国内で本家ギブソンが売れなくなったとかなんとか。 昨今のライセンスメーカは、大まかな外観だけのコピーで中身は全く別設計なんてのが多くなったのですが、木工や塗装の雰囲気まで本家そっくりに仕上げられているところはさすが。 エレキギターに限るのかなと思いますが、"by Gibson"が付与されているモデルは本家Gibson製のピックアップがマウントされているとかで、中古市場でも高額で取引されていますね。

アクティブタイプのオリジナルピックアップが搭載されています。 給電の9Vバッテリーは内部プリアンプのシャシーに固定されたホルダーに取り付けるタイプ。 電池交換の度に弦を緩め、サウンドホール内部に手をつっこんでの交換が煩わしいとの事で、バッテリーボックスを取り付け、外部から簡単に電池交換が可能になるよう改造します。

写真を撮り忘れた為、いきなりで申し訳ないですが… サイドに電池ボックス(GOTOH / BB04)を取り付ける為、座繰り加工を行いました。 アコースティックギターのサイド面は平面箇所が少なく、取り付け可能な場所が限られています。 大体ここか、ジョイント付近もしくはエンドピン付近。 個人的には、演奏に際し抱え込んだ状態でも交換が容易な場所を選択することが多いかなと思います。

取り付けビス穴を開けました。 電動掘削工具であるトリマーで掘り抜いた状態ですが、このまま無処置で仕上げると今後サイド合板の割れや塗装の浮きが発生する可能性があります。

綿棒で低粘度のアロンアルファを切りっぱなしの木部に染み込ませます。 木部へ僅かに接着剤を染み込ませ、加工部を保護します。

プリアンプからのリード線を電池ボックスのリード線に結線しました。 電池ボックスのリード線をプリアンプにダイレクトに繋ぐ予定でしたが、プリアンプの金属シャシーが溶接されているので断念。 こういった場合、頑張って取るとろくな事がないので安パイを打ちます。

取り付け。 これを…

こうして

こうして

かぱっとすると

5秒で9Vバッテリーがこんにちわ。 弦を外す手間が無く簡単。 面倒な交換を先延ばしにしてしまう事での不意のバッテリー切れを防止できる事に加え、弦を緩めて再度張り直す事による弦劣化を防ぐ事ができます。

過乾燥気味な指板、くすんだフレットを磨き。

ストラップピンの取り付けも行いました。 特にアコースティックギターの場合、音質への影響を考え、ボディには穴を開けたく無いというお声をよく耳にします。 その気持ちはすごく良く分かりますが、加工に躊躇するあまり道具として扱い辛い状態で我慢するのも考えもの。 正しい施工を行う・信頼できるパーツを使用する事が大前提ですが、よく鳴っている楽器はちょっとやそっとの加工ではびくともしませんので、気負いなくご相談いただければと思います。 ご利用いただき誠にありがとうございます! ご満足頂ければ幸いです。

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