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Martin D-42 Hi-Fi取り付け

August 7, 2016

 
オリジナル アコースティックギターピックアップ"Hi-Fi"
Martin D-42へ取り付けます。


45スタイルのダウンプライスモデルだとばかり思っていましたが、42の方が先に販売されているんですね。
スノーフレークが繊細さを醸す、高貴な雰囲気。



 

 



 

 


 

 
いつものように、エンドピンジャック取り付け穴(12φ)を開けました。


ボディに施す加工はこれのみ。





 

 
個体に合わせ、ピックアップを製作します。
取り付け方法・手順の関係上作り置き出来ず、都度製作しています。
二股になった線の先にあるセンサー部を、ボディ内側からトップに貼り付け、振動を電気信号として拾い上げます。



実は今回から配線材の種類を少し変えました。
今まで採用していた配線材も、吟味に吟味を重ね、「これ以上ない!」と言い切れる程に仕様を詰めていたのですが、ひょんなことから手に入れた線材がすごく良い、さらに安定供給が可能…
よく在庫を切らし、納品をお待ち頂く事もあった旧配線材の呪縛からも逃れられます。
これにより、全体重量が2g〜3g程度重くなりましたが、誤差の範囲。


正式販売以降少しずつマイナーチェンジを行ってきましたが、取り付け方や組み込み方等のライトな物。
さすがに配線材の変更はお伝えしないといけないのかなと思い、記します。


"仕様は予告せず変更することがあります"という文句は、こういう時のためにあるんだなと。


今までありがとう旧配線材。
これからよろしく新配線材。



 

 

さくさくっと内部に取り付け。
ボディへの穴あけが10分、Hi-Fiの製作が10分と、ここまでは恐ろしく簡単な作業です。


Hi-Fiインストール作業で時間がかかるのはここから。


 

 


弦を張り、アンプ・ラインでサウンドチェック。
取り付け→チェック→別の場所へ取り付け→チェックを何度も行い、取り付け位置による音の傾向を探ります。
忘れてしまうので、TOP面からも把握出来るよう記しを。汚くてすみません。

当然アコースティックギターそれぞれに個体別の出音の傾向があるのですが、Hi-Fiがそのすべての帯域をカバーできるわけではありません。
Hi-Fiが潜在的に拾いやすい・拾いにくい周波数帯域を念頭に置き、その個体+Hi-Fiでのベストな出音を出力できるポイントはどこやねん。な作業を行います。

ブリッジプレート上、6弦サウンドホール付近、ブレイシングにコンタクトさせる…色々な手法があり、その全てが音質を決定する上でものすごく重要な要素と成り得るのですが、良いギター程この作業がシンプルに済む傾向にあると感じます。

"良いギター"の定義は人それぞれですので、明言は避けますが、ここで言う"良いギター"とは、鳴り方が素直な個体を指します。
スケールがこれで、ボディーサイズがこれ、TOP材はこうでバックはあれ。
というアコースティックギターがあったとして、仕様からイメージした音と実際に出てくる音の差が少ない個体=鳴り方が素直なギターと僕は定義しています。

様々な要素から主観的に作り上げた "こうくるだろう" なイメージに限りなく近い音が生音の段階で鳴っていると、取り付けを行う場所はもう決まったも同然。

逆に、イメージとかけ離れた生音を持つ個体の場合、適切な取り付け位置が全く分からなくなることもあります。
これが一番厄介で、何日も要する事も。
音を聞きすぎると、全てが良い音にも悪い音にも聞こえ、混乱のスパイラルに突入します。

そうなった時には1日置いて一旦リセット、この作業の為、一律1週間という納期を頂いております。


純粋な"鳴り"の違和感以外にも、内部・外部に発生した不良箇所が出音に悪影響を及ぼしている場合もあります。
簡易的なものはついでにパパッとサービスしてしまう事もありますが、大掛かりな修正を必要とする場合、しっかりとした修正をご提案させていただく場合もあります。


このD-42に関しては、さすがに作り込みもしっかりしておりそこまで時間は掛かりませんでした。

生音でドンシャリ傾向でしたが、Hi-Fiを通し出力される音も再現性高く仕上げております。 


 


ペグのポストに緩みが出ていたので締め込みました。
オープンバックのSE-700が元になったGOTHO OEMだと思いますが、ここまで緩むのは珍しいので今後も注意しておく必要がありそうです。




くすみの出たフレットを磨き、指板にはオイルを塗り込み保湿。

 


 スノーフレークいいなぁ



ご利用いただき誠にありがとうございます。
ご満足頂ければ幸いです。

 

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