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Gibson SJ-200 ナット・サドル交換 フレット擦り合わせ

July 13, 2016

先日のブログでチラッと触れていますが。

 

 
ギブソンSj-200をば。

The King of Flattop、、、



 

 
上面Rの崩れたサドルを再製作。



 

 

純正のミカルタから、牛骨への変更。ミカルタに比べ、中低音域が増加する傾向にあります。
厳密には、高音域の情報量が減る事で中低音域が聴覚上際立つイメージですが、なんせ嫌な倍音が乗ってこない、安心のサウンド。

検品時の試奏で「Sj-200ってこんなんだっけ?」的な、少し軽い出音に違和感を感じましたので、音質面を操作する意味合いも含んでいます。
まだ新しく硬い鳴りですが、ボディサイズに見合った中低音域のパワーを引き出します!

 



 

 

サドル完成です。

 


結局は、オフセットサドルを採用していることがRの狂いを生んでいたのだと思います。
オクターブピッチのズレを固定されたサドル上で物理的に補正する為、各弦がサドルに接するポイントを僅かにずらすオフセットサドル。

接点のみに集中し部分的に加工すると、上面Rが崩れ易く、バランスが取れません。


 

 

上面Rは指板と同じく12inに。
特定の弦のみに極端な弦高の狂いが出ない様、一定の可変率を保っています。


厚み・幅・高さ・上面R・格弦の接点箇所…
全てを、数値・視覚・感覚的に捉えて製作しなければ、ベストバランスは生まれません。


 

 

各弦のサドル上での接点位置を確認。
狂いなく接してしています。



 

 


サドルと同じく、ナットも交換。同じく牛骨で。
お客様にご要望いただいた通り、ナット弦間ピッチを広げて切り込みました。
画像はありませんが、フレット擦り合わせも行っております。


ナット ・サドルの同時製作となると、双方の工程をほぼ同時に進めていく必要があります。
今回を例に出すと、、
フレット擦り合わせを先に完成→サドル製作(70%)→ナット製作(70%)→サドル製作(90%)→ナット製作(90%)→全工程を100%に。
何となくですが、サドル製作を先行させた方がビシッと決まる事が多いので、無意識のうちにサドルから取り掛かりますが、別段決まりは無いと思います。


ご依頼内容は「カスタムライトゲージをエクストラライトの弾き心地で!」との事でした。
ローコードのストロークよりはハイポジションでのアルペジオを多用するような演奏スタイルを好むお客様ですので、エレキギターばりのかなり低め(6弦12F 2.1mm 1弦12F 1.6mm)な弦高設定で仕上げさせて頂いております。

ご依頼いただき誠にありがとうございます!
ご満足いただければ幸いです。


 

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