DCジャック取り付け Lovepedal COT50ML

LovepedalのCOT50MLです。
人気エフェクターの初期COT50を再現したモデルですが、当時同様に「電池駆動のみ」というところまで再現されています。
それは不便!!!
ということで、DCジャックを増設します。
以前にDCジャック関連でご紹介した、RATやVOX V847とは少し違ったパーツを、今回は使用します。


少し大きめのこちら。
以前にご紹介したジャックは端子が2本で、電源のプラスとマイナスを繋ぎましたが、今回使用するジャックは端子が3本出ております。
手前に見える端子は独立していて、プラグのセンターと接触します。
奥の2本の端子はこの状態では導通していますが、プラグが差しこまれると導通されなくなるという、スイッチ式のジャックです。
なぜ、そのようなややこしいジャックを使うのか・・・。
場合によってアダプターと電池、電源供給を使い分けたいというご希望を頂いたからです。
電池を繋げておけば、電源供給ができ、プラグを差すと電池が切り離され、アダプターから電源供給を行えるという仕組みになっています。
アダプターを使う際にわざわざ電池を取り外す必要がありません。
それでは作業へ。

まずはエフェクターを開けて、取り付け可能な位置を確認します。

取り付け可能な範囲で、ケーブルをとり回しやすい場所を選びます。
エフェクター上部にIn-Outがあるので、左側にDCアダプターを取り付けることにしました。



ポイントを目印に、正確に穴を開けてます。
最初は小さい穴をあけて、徐々に広げていきます。
ピッタリ!!

いよいよ配線です。
間違って結線してしまうと、エフェクター回路を故障させてしまう可能性があるので、改めて端子の接点を確認します。

しっかりと予備ハンダを行ってから、ハンダ付けしていきます。
独立した端子にマイナスを、スイッチの端子に電池のプラスと基板への電源供給の配線を繋ぎます。
配線は以上です。


元ある配線やパーツが邪魔することもなく、すっぽりはまりました。
収まりよく、後付感を感じない仕上がりになりました。

スッキリと心地よいオーバードライブサウンドです。
電池、アダプターを切り替えても、サウンドやノイズ、気になるような違いはありませんでした。