タグから検索
  • 岩崎

DCジャック交換 ProCo RAT II

今回のエフェクターのモディファイをご紹介します。

今回はサウンドやルックスの改造ではなく、「使いやすさ」を良くするための改造になります。

ProCoのRAT IIです。

世界三大ギタリストと呼ばれるジェフベックさんが使用したことで広まったディストーションです。

日本では、椎名林檎さんの丸の内サディステッィクの歌詞に出てくることでも有名かもしれません。

ディストーションと書きましたが、つまみの設定次第で、オーバードライブからファズっぽい音まで幅広く使用できる便利なエフェクターです。

しかし、ちょっとした欠点も・・・。

電源供給がミニプラグ用のジャックになっています。

電池や、単品で使用する場合はさほど問題ありませんが、エフェクトボード内でいくつかのエフェクターと電源を共有したい場合などは不便になります。

また、ミニプラグのアダプターが手に入りにくいことも欠点のひとつです。

変換のアダプターなんかもありますが、繋ぐパーツが増えればその分トラブルのリスクも増えるので、なるべく避けたいものです。

ということで、エフェクターのジャックを交換することになりました。

上が一般的に使われているアダプターのプラグ。

下が今回のエフェクター用のミニプラグです。

まずはアダプターのプラスとマイナスを確認します。

DC電源のプラスとマイナスを間違うと故障の原因になるので、要注意!!

ジャックはプラグを差すと電池の接点が外れる、スイッチジャックが使われていました。

ジャック交換のついでに、電池は一切使わないので、取り外してほしいということになりました。

アダプターのプラスマイナスをもとに、配線の役割を分析します。

今は電池は使わなくても、いずれ使うかもしれないので、そのままスイッチジャックを・・・。という考えもありましたが、スイッチジャックのように複雑なつくりになるとそれだけ故障の危険性も増します。

できる限りシンプルにして、トラブルを回避します。

使用するのはφ5.5×2.1のDCプラグです。

ジャックを取り付ける穴を少し拡張する必要があったので、リーマーで広げます。

金属の削り粕が基板に付着しないよう注意します。

ボディにジャックを取り付けたら結線していきます。

アダプターにはセンターマイナスとセンタープラスのモノがあるので、どんなアダプターを使うかによって配線がかわります。

一般的に使用されているのはセンターマイナスです。

配線は長すぎず、でも余裕を持った長さにします。

長すぎると信号のロスになり、短すぎると断線の原因になります。

配線が終わったら組み立てて、チェックします。

完成!!!

これでなにも気にすることなく、他のエフェクターと同様に電源供給を行えるようになりました。

電源ケーブルやシールドなど、プラグを変えると音が変わるということもありますが、今回のジャック交換では、聴覚上音の変化はありませんでした。

オーナーさまに完成のご連絡をしたところ、さらなるモディファイ案を頂きました。

次はサウンド面での。

方法を思案中ですが、着工になればまたご紹介したいと思います。

過去の記事
ElevenGuitars(イレブンギターズ)
<楽器製作・修理・改造・販売・中古楽器販売・レンタルスタジオ・音楽教室・ライブイベント>

TEL : 0748-32-6511(楽器修理/改造のご相談はメールにてお願い致します)
定休日 月曜 (祝日も含む)
営業時間 10:00〜(スタジオ予約状況により変動あり)
〒523-0891 滋賀県近江八幡市鷹飼町450-2
MAIL : eleven.guitars11@gmail.com

​各種クレジットカードがご利用いただけます。(ライブイベント除く)