ピックアップ交換 Gibson ES-175 Reissue

こちらGibsonフルアコのES-175の復刻版です。
綺麗なメイプル材。
長年愛され続けてきた、 ジャズギターの定番モデルです。

ピックアップはハムバッカーではなく、ギブソン製シングルコイル「P-90」のハムバッカーサイズ「P-94」が搭載されています。
シングルコイルピックアップ搭載で歯切れの良いサウンドですが、フルアコの太くサウンドイメージからすると、若干物足りないとのことで、フロントのみハムバッカーへ交換することになりました。
さっそく作業にかかりたいと思います。


店頭でいくつかのピックアップを試奏して頂き、ElevenGuitarsオリジナルピックアップ『EHB-STANDARD』をセレクト頂きました。


弦を取り外します。
弦のテンションがなくなると、テールピースやブリッジが動いてしまいます。
傷ついたり、元の場所が分からなくならないように、しっかりとマスキングします。
鏡を使って、中の状態を確認します。
配線を束ねるためにねじってあるので、外すのは少し大変・・・。
フロントピックアップの配線は、フロントのヴォリュームポットに繋がっています。

フロントのヴォリュームポットはFホールのそばなので、Fホールからポットを取り出し、作業します。


元のピックアップを丁寧に取り外し、新しいピックアップを結線します。
片方のピックアップだけを変える場合は、フェイズにならないことを確認し、結線していきます。
緑の配線がホットになりました。

Fホールのすぐそばにポットがあるので、容易に取り付けができました。
指が届かない場合は、ポットにタコ糸などをくくり付けて引き戻しますが、糸が外れたりしてなかなか大変な作業になります。

ジャン!!

ジャジャジャン!!!
もともとハムサイズの仕様のため、それほど違和感のない仕上がりになりました。
太くてあまーーい、ジャジーなサウンドになり、大変ご満足頂けました。