- 岩崎
モディファイ Hughes&Kettner TUBEMAN
昨日から狙っているワケではありませんが、先週のブログ関連になりました。
先週はケトナーのアンプをご紹介しましたが、今回はエフェクターのモディファイです。
エフェクターは、モディファイという言葉を用いることがあります。
モディファイという言葉は『修正』や『修飾』という意味だそうです。
ダメなところを直すというよりは、そのモノのポテンシャルを活かしつつ、より良くなるよう手を加えるというところでしょうか?
定番のエフェクターのモディファイを専門にしているメーカーもあるぐらい、エフェクターはまだまだ新たな可能性を秘めています。
それではさっそく作業工程へ。

Hughes&Kettner TUBEMANです。
クリーン・クランチ・リードと3チャンネル搭載で、幅広いサウンドメイキングが可能なチューブプリアンプです。

リードチャンネルはケトナーらしい粒の細かいサウンドですが、音が抜けてこないとお困りの方も多いようです。
EQで調整はできるものの、3チャンネル共通のため、リードで良いぐらいに設定すると、クリーン、クランチが音が硬くなりすぎます。
そこで、リードチャンネルのキャラクターを設定できるVOICINGつまみをカットすると、少し音抜けが良くなる。
という定番のモディファイを行います。


さっそくバラしていきますよ。


ボディーと基板とつなぐ端子を外したら、トップごとスライドさせます。



続いて、ポットの繋がっている基板を引き抜きます。



VOICINGつまみを基板から外します。
基板からパーツを引き抜く際は、やりすぎぐらい慎重かつ丁寧に!!!
力ごなしにいくと、プリント基板を剥がしてしまいます。


取り外したポットの2番ピンを切り取ります。
基板と干渉しないように、ヤスリできれいに仕上げます。

ポットの加工が終わったら、元あったように基板にハンダ付けします。
もちろん2番ピンはなにも繋ぎません。
ポットの取り付けが終わったら、組み立てていきます。

完成です!!
フィルターのかかってるような音がスッキリ。
深い霧が晴れたようです。
ケトナーらしさは残しつつ、ロックからポップスまで、使いやすくなりました。

しかし、ケトナーの青い輝きはカッコイイですね。
青い・・・
あおい・・・
あかい・・・
せっかくのモディファイなので、見た目にわかる改造もしてみましたが、作業写真を撮り忘れてしまいました・・・。
色、変えられます!!!
自分だけのオリジナルエフェクターにしてみませんか?