ピックアップ改造 シングル化
レスポールなどのピックアップとしておなじみのハムバッカー。
ローノイズで、力強いサウンドを持ち味としており、太く甘いサウンドから、ハイゲインでハードなサウンドまで、幅広く使用することができます。
そう言われると万能なように聞こえますが、時にはシングルの歯切れのよいサウンドがほしくなりますよね。
無いものねだりとはこのことです。
ほしいものは、手に入れましょう!!!
おおちゃくな言い方をすれば、ハムバッカーはシングルコイルを2つ並べているだけです。
ということは、片方だけ鳴らせばシングルコイルです。
実際はターン数なども違うため、ストラトのシングルコイルとまったく同じにはなりませんが、シングルコイル風の音にすることはできます。
こういった改造をコイルタップと呼びます。
最近では、シングルとしても利用することを前提に開発されているピックアップなんかも存在します。
今日はハムバッカーをコイルタップするための、下準備をご紹介します。

今回カスタムをするピックアップはこちら。
2芯のハムバッカーと言われるものです。
先にも書かせてもらった通り、ハムバッカーはシングルコイルを2つ直列に繋いだものです。
シングルコイルの巻き終わりを+、巻きはじめを-とする場合、シングルコイルAの+からリード線を1本、シングルコイルBの-からリード線を1本出し、Aの-とBの+は内部で直接繋がった状態になっています。