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ポールピース テレキャスター

May 28, 2016

しつこいようですが、本日もポールピースについて!!!

 

 

昨日の今日で、ポールピースに関する面白いご相談を頂いたのでご紹介します。

 

 

 

ピックアップのマグネットとしてよく耳にする『アルニコ』や『フェライト(セラミック)』などは、磁性体を混合して作られた合金で、永久磁石と言われといます。

 

 

永久というからには、弱まることなく、永久に磁力が保持されるかのように感じますが、まったくそんなことはありません。

 

 

衝撃や温度の影響を受け、磁力は弱まってしまいます。

 

 

古い楽器で音のハリがなくなってきたり、音量が下がってくるのは、ピックアップの磁力が下がっていることが関係しています。

 

もちろんその他の要素もありますが。

 

 

また、音のまとまりがないように感じるのは、各弦のポールピースの磁力のバラつきが原因のひとつです。

 

 

 

 

テレキャスターの各弦の音量、音質のバラつきが気になるとご相談頂いたので、ポールピースの磁力を測定してみました。

 

 

 

 

この状態では、弦やブリッジの影響を受けて、正しく測定できないので、取り外していきます。

 

 

では、測定していきます。

 

 

測定機器などについてはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

つまならい写真がならんでしまうので、抜粋させて頂きますが、測定結果は下記のようになりました。

 

6弦 112.1mT 5弦 85.8mT 4弦 88.2mT 3弦 73.2mT 2弦 92.4mT  1弦 122.7mT

 

 

バラついていますね。

 

 

 

 

 バラつきを整えていきます。

 

 

 

永久磁石に着磁や脱磁させる方法はいくつかあります。

 

 

一番簡単な方法は強力な磁石を押し付ける方法です。

 

 

N極にS極を押し付けた状態にすると着磁されます。

 

逆にN極にN極を押し付けておくと、磁力は落ちていき、最終的にはS極になります。

 

 

磁力を弱めたい時はほんの一瞬あてるだけで充分です。

 

 

今回着磁脱磁に使用するのは、ネオジウムという強力な磁石です。

 

34.2mTではなく、342mTです。

 

 

強力すぎて、小数点以下が表示されません・・・。

 

 

 

こんな小さなサイズでも、本気で引っ張らないと外れないほどの磁力です。

 

 

 

 

 

 

 

あてては測りを繰り返して揃えていきます。

 

 

同じサイズでも個体差により最大の磁力は変わってしまいます。

 

 

長時間あてたのち、最小の数値に合わせていきます。

 

 

 

 

 

 

 

調整後の測定結果は下記通りです。

 

 

6弦 96.4mT 5弦 96.3mT 4弦 96.2mT 3弦 95.4mT 2弦 96.1mT  1弦 96.6mT

 

 

すべてピッタリとはいきませんが、近い数値になりました。

 

 

 

正直なところ、音量や音色は、ポールピースの磁力を整えたところで、弦高やピッキング、弦の押さえ方などで、簡単に変わってしまいます。

 

 

それでも、バラバラになっているよりかは整っている方がいいですよね。

 

 

 

ギターはピッチや音量など、とても不安定な楽器です。

 

 

しかし、ひとつひとつを調整していくことで、確実に安定に近づいていきます。

 

 

 

少しの不安要素でも取り除き、心から安心して、演奏をしていただければと思います。

 

 

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