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ネック折れ修正 Gibson ES-355

May 15, 2016

かっこよろしいです。
 

ES-355。

Les Paul (standard)→Les Paul customの系譜と同じくES-335→ES-355、豪華モデルと位置つけされています。

355と言えば、B.B.King「Lucille」の元になったバリトーン搭載モデルのイメージが強いですが、こちらはバリトーン無しの仕様。
純粋に"ES-335 custom"と言えるこちらの仕様も、潔くて好きです。


 

 
ご依頼の修理はネック折れ。

ギブソンとネック折れは切っても切り離せない関係です。
正しくは「角度付きマホガニーネックとネック折れは〜」ですが、流通量の多さから当工房でも修理にやって来るネック折れの7〜8割がギブソンです。

ギブソンの名誉の為に言いますが、「角度付きマホガニーネック」というネックジャンルの中で、ギブソンだけ特別折れやすい訳ではありません、扱いに注意しなければいけないのは、基本的には他のメーカーでも一緒です。



 

 「折れ」というより、「割れ」と表記したほうが正しいような状態。


傷口が開いていないので、ヘッド部に力をかけ、破損箇所に接着剤を入れる隙間を強制的に確保します。

 

 

注入器でタイトボンドを流し込みます。
重量の5%の水で希釈することができますので、薄めて使用します。


 

 ヘラが入る部分には原液を使用。
希釈したボンドも接着強度は変わりませんが、精神衛生上できる限り原液を使いたくもあります。

この後、クランプを使用し「これでもか!!」とばかりに締め込み、圧着します。
手にマメが出来るほど、それはもうギチギチに。


 

 接着後。

木地から剥がれ浮いてしまった塗装に段差はありますが、木材自体は非常に強固に接着する事ができています。

このままでも強度は問題なく、通常使用に耐えますが、美観の回復の観点から塗装を行います。

現在、塗装中!
オールラッカーでの修正という事もあり、通常より少し長めの納期となりますが、しっかりと修正させて頂いております。

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