- 岩崎
シールド製作
シールドは楽器の信号をアンプに伝える大切な役割を果たしています。
使うシールドによって音色も変化するので、音づくりにおいても重量なところです。
無駄に長いシールドを使うと信号伝達の効率が悪くなります。かといって短すぎると断線などのリスクが高くなります。
必要に応じて、適正な長さのシールドを用意してください。
ちょうど良い長さのシールドが手に入らない場合はオーダー頂くことも可能です。
それでは、オーダー頂いたシールドの製作工程をご紹介します。


使う素材はこちら。
ケーブルはBelden9778、プラグはL型がSWITCHCRAFT製、ストレートがTOMOCA製を使用。
9778はクセも少なく、ケーブルもやらかいのでとり回ししやすい。そしてそこまで値段が高くないので、オススメのケーブルのひとつです。
指定がない場合は9778にSWITCHCRAFT製のプラグでシールドを製作させて頂いておりますが、ご希望の素材を指定して頂くことも可能です。


まずは一番外の被膜にカッターで切込みをいれ、剥き取ります。
この覆われている導線がシールド線です。


シールド線をまとめたら、内側の被膜を剥きます。
内がホット側の配線になります。


必ず、ケーブル、プラグともに予備ハンダを行います。


端子をテスターで確認し、ハンダ付けしていきます。
ハンダがしっかりとついていることを確認して、ケーブルを固定します。


ケーブルがショートしないように、チューブにいれます。
ストレート完成!!!


L型プラグも製作工程は同じです。

7mのシールドケーブル1本、15cmのパッチケーブルを2本製作させて頂きました。
エフェクトボードを製作される際などは、大量のケーブルを使うので整理が大変。
配置に合わせてシールドを製作すると、すっきりとさせられますよ。
硬さ、太さ、音色、それぞれのケーブルに特徴があるので、使用状況によって選択する必要があります。
数種類のサンプルシールドをご用意しておりますので、ご興味のある方はぜひご来店ください。
タグ: