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Hi-Fi取り付け Morris

May 1, 2016

毎度おなじみ!オリジナルアコースティックギターピックアップを取り付けます。

Hi-Fiに関しては、過去の記事もご参照ください!
 

 

 

取り付けのご依頼を頂いた古いモーリス。

以前、弦を張りっぱなしのまま長年放置している個体を復活させて欲しいとのご依頼を受け、納品時の仕上がりを気に入って頂いた事もあり、今回は当社製のピックアップ取り付けのご依頼を仰せ付かりました。


では、張り切って取り付けて参りましょう!!

 

 

まず純正のエンドピンを撤去し、エンドピンジャック化を行います。

普段であれば、ただ引き抜くだけの作業ですが、外れない…。
瞬間接着剤が乾いたような白濁がある所から察するに、接着剤がてんこ盛りのようです。

純正仕様なのか後加工なのか判りませんが、無理に引き抜くと楽器本体へのダメージが心配ですので、お客様に了承を得た上、エンドピンを掘削して取り去る方法で作業を進める事となりました。


 

 
ステップドリルで、少しづつ。


 

 
そのまま12φまで拡張。


 

 

エンドピンだったもの…。
儚いものです。




 

 
はみ出した接着剤の痕も…

 

 
適切な溶剤を使い、取り去りました。





 

 

準備が出来ましたので、Hi-Fiを取り付けていきます!



 

 

捨て弦を張り、生音をチェックします。
コンタクトタイプのピックアップですので、このように共鳴板(TOP)に触れながら各弦への振動レスポンスを確認します。
楽器内部に両面テープで貼り付けを行いますが、貼り付けの位置により音色が大きく変化しますので、外側から位置の検討をつけます。

もう20基弱のHi-Fi取り付けを行いましたのでこの作業をしなくても最適な取り付け位置が分かるようになりましたが、なんとなくそれっぽいので好きな作業です。
おもむろに「フムフム…なるほど」など呟くと、一層雰囲気が出ます。




 

 


貼り付け→サウンドチェック。








 

 

当然一発で最適な音色を引き当てることは難しいので、何度も貼っては外し…を繰り返します。



 

 


その際には両面テープの貼り直しも忘れず。
貼った位置+貼った状態(環境?)が全てであり、同じ場所であれ、貼り直しを行っただけでも出音が変化します。
"借り留め"という概念が通用しないので、毎回が本番です。

両面テープは、常に真新しい状態でないといけません。


 

 

搭載個体上での最適な出音が得られれば、内部を整理します。

軽量+高感度で製作している為、配線材がボディ内部に触れた音も出力してしまいます。
アコースティックギター内部の配線をまとめる為採用されることの多いクリップ↓も低音を伝達してしまう為、使用できません。

これ ↑ は使用しませんの図。
 


 

 

上にも述べましたが、貼り付けを行えば素子部分を動かすことはできませんので、楽器内部の配線を手探りで纏めます。

結束バンドを使用し、配線とボディに一切の接点が無い様取り回します。
使用している配線材は細く軽量ですが、適度な"しなり"がある為、上手く避けて纏める事が出来れば納品後にボディに触れてしまう事はありません。
※外的な要因があれば話は別です、内部には、できる限り触れませんよう…。


配線を纏めた後、アンプに繋いだままの状態でボディを強く振り、配線がボディ内部に当たる音が出力されなければOKです。


 

 
お客様指定の新品弦を貼り、完了。

今回も、良い取り付けが出来ました!

ご利用いただき誠にありがとうございます。
ご満足頂ければ幸いです!

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