オーダー製作 Fホール
オーダー製作で風変わりなFホールがありましたのでご紹介したいと思います。ボディシェイプやヘッドシェイプ、Fホールなどをデザインから製作出来るのは、オーダーメイドの醍醐味の一つだと思います!
まずは製図。お客様にラフスケッチを書いて頂き、それを元に製図をおこします。そして完成した図面をお客様にご確認して頂いて加工に入ります!
製図↓ 左の図が一般的なFホール。右がラフスケッチから製図したオリジナルFホール。オリジナル感溢れるデザインです!

図面が出来たので加工に入ります!
今回はオリジナルFホールの幅が細い為、ジグを製作出来なかったため、手作業にて加工して行きます。まずFホールを開ける位置がズレないように、図面を実寸でカットしたカットシートをボディに貼り付けます。

そして貼り付けたシートのFホール部のライン通りにトリマーや木工ヤスリ等で加工して行きます!
まずはトリマーの刃が入るようにボール盤で穴を開けます。

そしてトリマーでシートのラインからはみ出ないように慎重に余分な箇所を大まかに削り落とします。


トリマーでのラフ加工が終わると、木工ヤスリやサンドペーパー等でラインを図面通りに形成します。
上下の渦型の部分は幅も狭く、ヤスリやペーパーが入りにくい為、苦労しました。

そしてシートを剥がし、最終調整をして完了です!

通常のFホールも定番の造形美がありますが今回のご依頼のようなオリジナルFホールはオーダーメイドならではですね!
冒頭でも書かせて頂きましたが、オーダーメイドの醍醐味の一つだと思います!