オリジナル製作4 ボディ木工
前回ネックの木工完了までをご紹介したので、今回はボディの製作過程をご紹介します。
ボディに使用する木材はネックと同じくマホガニー。
まず平面出しをして厚みを揃え、余分な所をラフカットをしてジグを貼り付けてピンルーターでボディ外周を形成します。本来ジャズマスターのボディの厚みは43㎜程ですが、今回シンクロナイズドトレモロを搭載するのですが、おおよそのシンクロナイズドトレモロの設計上ボディの厚みが44mm以上無いと、トレモロブロックがボディ裏面からはみ出てしまうので、ボディの厚みは45mmに厚みを揃えています。

ピックアップやシンクロナイズドトレモロ等を収めるザグリ加工をして行きます。プリセットコントロールの変わりElevenGuitarsオリジナルのミッドコントロールを搭載するので、ジャズマスターとは少し違うザグリ加工をして行きます。そしてミッドコントロールを9Vバッテリーで動作させるのでボディ裏面にバッテリーボックスザグリを加工します。



塗装をするとザグリが塗膜分小さくなるので、塗装が完了した時にぴったり収まるように、この時点では少し余裕を持たせてザグリ加工をします。
続いてウエストとコンター加工。余分な箇所を切り落とし豆カンナ等をしようして形成して行きます。

マホガニーは固体にもよりますがどちらかと言うと柔らかい木材なのでサクサク削れます!

ボディ木工完了!

特殊なコントロールレイアウトなので、配線の取り回しがスムーズに出来るように、また余分なスペースを空けない専用設計ザグリに仕上がりました。
これでボディ、ネック共に木工完了です!次回はいよいよ塗装に入りたいと思います。