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Hi-Fi 取り付け

March 27, 2016

当工房で製作しているオリジナルアコースティックピックアップ"Hi-Fi"


大変ありがたいことに、なかなか好評を博しており、お問い合わせを頂くことが多くなってきました!


本日、ご依頼頂いた分を製作いたしましたので、簡単にご紹介させていただきます!



 

 


Hi-Fi製作に使用する素材。

封入樹脂や半田、絶縁チューブも使用しますが、主となる構成は以下の通り。


圧電素子
モール
シールド線
エンドピンジャック

すっごいシンプル。
原始的なコンタクトピックアップとなんら変わりはありません。




音質を決定する上で最重要になるのが"モール"の素材と形。
鉄工場に設計図を持ち込み、プレスで製作してもらっています。
どんな形かを言ってしまうと誰でも作れちゃうので内緒ですが、その形に行き着くのに4ヶ月程の苦悩がありました。

圧電素子でいかに共鳴板(アコギの場合のTOP材)の鳴りに沿わせたクリアな振動を拾うことができるか!
をテーマに、生音の再現性に重点を置き開発しました。
 

 

組み込みますと、こんな感じ。


早速取り付けていきましょう。

 

 

取り付けを行ったのはモーリスの個体なのですが、純正のままのエンドピン。
インストールに併せ、エンドピンジャック化を行います。



 

 

穴を拡張し、取り付け。

搭載対象に行う木工加工はこのエンドピンジャック化のみです。









準備が整いましたので、早速搭載!
両面テープでボディTOP内側に貼り付けます。


 

 

TOPの振動を電気信号に変換する構造ですので、貼り付け位置の違いで出音が大きく変わります。
貼り付けた位置を把握出来るよう、印を打っておきます。

サドルに近いほどにタイトであったり、ボディーセンターに寄るほど音量が小さくなったりと、ある程度指標となる変化傾向はありますが、TOPの内部構造や材質の違いで個体別の癖があります。
取り付け位置のわずかな違いだけで、ハウリングに極端に弱くなったり、LINE出力レベルの音量が確保できなかったりと、様々な問題が発生する為、試行錯誤の連続でした。

現在では、生音で聴いた段階で適正な貼り付け位置の見込みを立てる事が出来るようになり、納品をお待たせする事もなく、スムーズなインストールが可能となっております。


 

 

仮に取り付けた状態で、音出しを行います。
ライブ等で一番仕様頻度の高い、LINE出力でチェックします。



 

 
出力機材は敢えて拘りなく、最低限のグレードの物を使用。

BOSS DI
ベリンガー卓
クラシックプロ パワードスピーカー

このセットでいい音が出力されれば、どこで弾いても問題ないはず!と言えるチープな機材。

いい機材がいい音なのは当たり前!!
ピックアップのテストなので、誤魔化すような事はしません!!



決して予算が無いわけではありません… 






 

 

 アコースティック用アンプでもテストを行います。
補正によりさすがにいい音で出力される事もあり、参考としては甘いですが、テンションは上がります。




 

 


出力された音を頼りに、貼り付けのポイントを探ります。
前述の通り、貼り付け位置の違いにより極端に変化する出音を把握し、その個体上での100点を見つける作業です。

弦を外してはチューニングを行い…を何度も繰り返すので、必ずと言って良いほど弦が切れます。
捨て弦を使用し施工します。



貼り付けてはテスト、を何度も繰り返すうちに、"ココしかありえない"ポイントが見つかります。
そのポイントを見つけるまで、妥協しない事が何よりも重要です。






今回のブログでHi-Fiをインストールした個体ではありませんが、以前に取り付けをご依頼頂いたお客様の演奏動画を撮影しましたので、ご紹介させていただきます。

 

 












 

 

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