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リフィニッシュ Ibanez Roadster RS-924

February 29, 2016

アイバニーズ ロードスター!

 

 

 

 
80年代前半、まだ"イバニーズ"と読まれていた頃を代表するモデル。
今となっては設計の古さは否めませんが、当時の最新機構がふんだんに取り入れられた名機、現代にも通じる所があります。



今回はリフィニッシュ(色塗り替え)のご依頼。
しばらく演奏から離れていたが、昔買ったこのベースを装いも新たに生まれ変わらせて欲しい!とご相談を受けました。

実は去年の年末に納品させていただいた仕事ですが、忙しさを言い訳にFacebook上でちょこっと紹介した程度でしたので、詳しくまとめてみました!





 

 
 


リフィニッシュを行うボディ。
木材はセンでしょうか、いわゆる"ジャパニーズアッシュ"。

パッと見ただけでも非常に厚い塗装ですが、木目に沿って痩せが出ており塗膜の厚さを物ともしない程に目の粗い木材が使用されています。

 



元塗装のサンバースト、フチの部分は黒でツブされている為木の状態は剥がすまで判明しません。
お客様にこの懸念点を説明の上、塗装の剥がしを行います。






 

 

 



やはりというかなんというか。
サンバースト専用に集成されたボディが採用されており、トップ/バックを境に継ぎが。
さらに接着面が剥がれてきており、ボディ厚が部分的に狂っている状態。




 

 

上の画像はエンドピン付近なのですが、バック2ピース・トップ3ピースと、計5枚の木材で構成されていました。



集成に関してはある程度予想通りで、受注の際にも状況別の対応を確認させて頂いていましたので、すぐにお客様との打ち合わせを行い、方針の決定を行いました。
お客様ご指定の色がアンバー系ナチュラルという事もあり、この作業自体が賭けに近い部分でしたが、少し濃いめの着色に変更すると共に、木地調整・下地構築の段階から可能な限り集成部分を目立たせない様な手順を踏む、という形で作業を進める事となりました。







 

 
本筋とは外れますが、リフィニッシュに伴い、木工を。

 

エルボーコンターが無いのが気になるとの事でしたので…





 


追加!





 

 




木地まで完全に剥ぐリフィニッシュの際、このような木工を併せて行う事ができます。
"木工のついでに色塗り替え"は料金的に成立し難いですが、"色塗り替えのついでに木工"は効率的な考えかもしれません。





こちらも脱線ですが、ネックポケットに異常なまでの隙間が。
チューニングの安定性・シャープな出音の為には非常にまずい状態でしたので、こちらも修正しつつ作業を進めました。
 

 

 1.5mm位はあったでしょうか。
ピックがすっと。
 

 








急に飛びますが、木地調整が終了しましたの図です!


 


なぜ重量を量ったのはハッキリ覚えていませんが…







木地調整が終了したボディに、"との粉"(目止め剤)をいれます。

 

との粉が…






 


 

入りました。




導管に均一にとの粉が入っているのがお分かりいただけるでしょうか。


書きながら思い出しましたが、重量を量ったのはとの粉の使用量を知りたかったからだった様な気がしてきました。
との粉を入れた後に重量を量った画像が無いので、思った感じではなかったのでしょう。
 








木地調整・目止めを終え、塗装へ。
お客様のご要望通り、ウレタンで全ての塗装を行います。

…ここから駆け足です!
単純に写真を撮っていないので、集成部分が云々に関しては伏線回収も何もあったものではありません。




 

 

 
おそらくウッドシーラーを吹き付けた際のボディ。

この木材の様に木目が粗い場合、一発目の吹き付けで気泡が出来たりという事が起きやすいのですが、との粉が良い感じに仕事をしています。




下地塗装は変化が全く無いのでさらっと紹介させていただきますが、この作業が全体の約半分を占めるほどに時間のかかる作業です。

かけないといけない作業です。


 

 

 


この色に近づけるよ!!
というメッセージを込めた写真。


ヘッドトップにもボディと同質の材が化粧板として貼られていますので、この色を見本に塗装を行いました。





 



アイバニーズのベースが30年位たった時のヤケ色 なんていうカラーは存在し無いので、都度調色です。
染料のイエローをベースに、ブラウンを一滴。




 

 


良い感じに発色してくれました。

サイドの集成箇所・ポケットの埋め加工も、気にしなければわから無い位に馴染んでくれましたが、写真はありません…!!



カラーリングの後は、トップコート→研ぎ出し→バフ→セットアップとなりますが、こちらも写真は…

しっかりやりました!とだけ書かせてください!





 

 
完成です。
丁寧に研磨をする事で得られる、木目の鮮明な印象を感じ取っていただけるかと思います。


ピックアップが載っていませんが、このご依頼は塗装だけに留まらず、ピックアップ製作を含めたトータルカスタマイズ。
後日、当工房で製作しているピックアップを搭載し、納品と相成りました。

 



納品前のピックアップ選定段階でのやり取りの中で、自分以外の人が弾いている様子を客観視してみたい!と、オーナー様よりご要望がありましたので、簡単ではありますが動画を撮影させて頂きました。




松本様、ご協力ありがとうございました!

 

 


ご利用誠にありがとうございました!
ご満足頂けましたらなによりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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